英語での異文化間コミュニケーションを学ぶ


英会話スクールや英会話の通信教育などで英会話を学習する時にビジネス英語
と日常会話のどちらかを選ばなければならない場合がある。「私は特に仕事で
英語を使う訳ではないので日常会話を学習したい」と言う人が多い。この日常
会話という表現は非常に曖昧で、日本で生活していて本当に英語での日常会話
が必要なのかと首を傾げてしまう。


日常会話とは日常生活に必要な会話のことであり、挨拶から入り買い物、道案
内、郵便局、銀行などでの会話も含まれる。つまり海外、特に英語圏で生活す
る為に必要な会話を学習するということである。英語圏(米国、カナダ、オー
ストラリアなど)が移民を積極的に受け入れ彼らに第2言語としての英語を習
得させる、いわゆるTESL:Teaching English as a second language英語圏にお
いて英語を母国語としない人達(ほとんどの場合移民)に日常生活で必要な英
会話つまり日常会話を教えてきたという歴史的な背景に由来すると思われる。


TESLに対してTEFL:Teaching English as a foreign languageという英語指導
形態がある。これは日本や韓国、エジプトやイランなど英語圏ではない所に暮
らしている人達が英語を外国語として学ぶ為の指導ということである。当然、
日本で英語を学ぶことはこの外国語としての英語を学ぶことにほかならない。
つまり、英語の日常会話、日常に必要な会話を学ぶということは海外赴任準備
とか留学準備以外には考えられない。一般の日本人が英会話を学ぶ場合、上記
に属する人は英会話学習者人口のおそらく10%にも満たないであろう。確かに
最近は、父親の海外赴任で家族全員が海外へ転居したり、小中学生から海外へ
留学する学生などが増えていることは事実だが、日本人の英語(英会話)学習
者総数からすると微々たる数である。


それでは、日本人の90%以上の英語学習者はどんな英会話を学んだら良いので
あろうか?私の回答は外国人との異文化間コミュニケーションを学ぶべきだと
いうことだ。つまり日本に来ている外国人と英語でコミュニケーションする、
または海外で現地の人達(この場合私達が外国人になる)と英語でコミュニケ
ーションする方法を学ぶべきなのだ。挨拶・自己紹介から入り様々な話題につ
いて意見交換する、相手に自分のことや生活、日本社会、日本人を理解しても
らうこと、さらに相手個人や、相手の国の風俗・習慣・文化・社会について尋
ねること。これはまさに異文化間コミュニケーションである。


戦後50年以上の成熟した英語学習者としての日本人は「英語の日常会話を学
びたい」などという的外れなことを言うのはもうやめて、英語での異文化間コ
ミュニケーションを学びたい、身につけたいと言うべきであろう。


英語での異文化間コミュニケーションを学びたい人は是非、
エース英会話スクールにいらして下さい。


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